少し早めの紅葉トレッキング~「高尾山」~
通販部の「T」です。
11月の初旬、紅葉には少し早めですが高尾山に行ってきました。
本当は、奥多摩あたりの山を歩きたかったのですが、
連日仕事が忙しかったせいもあり、朝起きられませんでした。
しかし、せっかくの休みで天気も良かったので、
手軽に登れる高尾山に行くことにしました。
高尾山最寄りの高尾山口駅へは、新宿から京王線で約50分程で到着しますので、
朝寝坊しても登れてしまいます。
11時頃に家を出て、お昼頃新宿駅を出発して、午後1時前には「高尾山口駅」へ到着。
秋になりますと、高尾山=大混雑、
というニュースが流れますので多少の混雑は覚悟していましたが、
平日の午後、紅葉には少し早い時期ということもあって、気になる程の混雑ではありません。
これが、土休日の午前中、紅葉見ごろ、という時期でしたらおそらくすごい人出だと予想できます。
駅を後にして登山口へ向かいます。
途中の参道には外国人旅行者もちらほら。
都心部から1時間程で来れますので、東京に来た際には都市としての東京だけでなく、
こういった自然もあるということを知って欲しいです。
そして、ケーブルカー&リフトの駅がある登山口に到着。
いつもはここから歩いて登るのですが、今回は午後からのスタートですので片道はリフトを使ってしまいました。
行程差237mを12分で登ります。
木々に囲まれた中を登っていきますので、空気がさわやかです。
ゆっくりとしたスピードは、景色を眺めるのにちょうど良いです。
登山でリフトを使うのは反則のような気もしますが、時間がないときは便利です。
混雑しているかと思ったのですが、上りはがらがらでした。
下り線はほとんど空きがなく乗車しており、山上駅では下り線の乗車待ちで20人程の列ができていました。
普通の人は、帰途につく時間帯です。
高層ビルに囲まれた新宿から、1時間半程でこうした自然が味わえる場所に来れますので、
高尾山が人気なのもわかります。
今度は、東側の都心方向を望みます。
快晴ですので展望抜群です。
そのまま1号路という舗装されたメインコースを通って山頂まで行っても良いのですが、
寄り道して「つり橋コース」を歩いてみます。
このコースは木々に囲まれた未舗装のコースで、ハイキング気分が楽しめます。
ただ、下山の時間帯に上ろうとすると、多くの人と狭い道幅ですれ違うことになりますので、
少し歩きづらいです。
つり橋コースを歩いた後は、少し坂を下って「薬王院」というお寺でお参りをしました。
今年は厄年ですので、厄除けのお守りを購入。
そういえば、前の厄年の時もここで厄除けのお守りを購入したことを思い出しました。
その時と同じお守りはもう販売していませんでしたが。
お参りを済ませ、山頂へ向かいます。
ここから20分程で到着です。
夕方になって多少靄がかかってしまいましたが、都心方向にはビル群が望めます。
紅葉には早い時期ですが、山頂でも一部紅葉している木があり目を楽しませてくれます。
山頂は混雑しているかと思いましたが、時間は午後3時を過ぎており、
ほとんどの人は既に下山を始めていますのでゆっくりと休憩できるスペースがあります。
登山時にすれ違った人たちの数からすると、
平日でもお昼頃は混雑していたことが予想できます。
夕方の4時頃はこんな感じで閑散としています。
都心とは反対方向の西側を見ると、そろそろ陽が落ちてきています。
雲の切れ間から夕陽が射しこむ丹沢の山々は、神秘的な雰囲気です。
東京都にいるということを忘れさせてくれる光景です。
しばらくの間、夕陽に照らされた山々に見とれてしまいました。
午後4時過ぎ。
あたりが薄暗くなってきましたので、下山することにします。
メインの1号路は街灯が付いていますので、暗くなってからも下山できます。
リフトやケーブルカーで下りることもできます。
が、今回は高尾山の中では人が少なくマイナーな「稲荷山コース」で下山します。
さすがにこの時間は上る人も下る人もほとんどいません。
針葉樹に囲まれていますので紅葉はありませんが、
人の多い高尾山でありながら静かな山歩きを楽しめます。
しかし、この時間に歩く場合は途中で暗くなりますのでライトが必携です。
ヘッドライトがあればベストですが、所要1時間程ですのでハンドライトでも大丈夫です。
そして麓のケーブルカー駅に到着した時は、
日もすっかり暮れてあたりは真っ暗になっていました。
今まででしたら、この後は電車に乗って帰路につくのですが、
訪れた1週間程前、高尾山口駅の裏に日帰り温泉施設ができましたので、
温泉に入って汗を流してから帰ろうと思います。
改札口から徒歩30秒という、とても便利な場所にあります。
施設はできたばかりとあって、すべてがきれいで快適でした。
すぐそばに山がありますので、露天風呂に浸かって深呼吸をすると、
針葉樹が出すさわやかな木の香り「フィトンチッド」が疲れを癒してくれます。
街中にある温泉施設にも度々行きますが、
この「さわやかな空気」は自然の中にある所でしか味わえません。
多少の混雑は覚悟していましたが、到着が午後6時頃だったため、
登山後の利用者は既に帰っており、のんびりと温泉につかることができました。
下山の時間帯となる夕方頃は、かなりの混雑が予想されますので、
ゆっくりしたい方は時間をずらすのがおすすめです。
温泉でさっぱりして、一路帰途につきます。
すぐに列車に乗り込むことができますので、湯冷めの心配がないのが良いですね。
ちなみに、この温泉につかった後、
しばらくの間はそんなに体が温まった感じがしませんでしたが、
この日の夜、布団で寝ていると体がぽかぽかしてきて汗が出てきました。
体の芯から温まるお湯でした。
かけ流しではでありませんが、泉質は良いと思います。
今回は平日のお昼頃からのスタートで半日の行程でしたが、
木々の中を歩いて体を動かし、展望を楽しんで、温泉でくつろぐ、
といった充実した時間を過ごすことができました。
最近は混雑しているとのことで足が遠のいていましたが、
平日で時間を少しずらせば、ストレスを感じるほどの混雑はありませんでしたので、
休みの日、朝起きて天気が良かったらまたふらっと出かけて登ってみたいと思いました。
お問い合わせ先
さかいやスポーツ
東京神田神保町に店を構えて70年。多くのアウトドア好きに愛される「登山・アウトドア用品の専門店」。登山・キャンプ・トレイルランニング・クライミング等、多くのアウトドア用品と専門知識を持つスタッフがお客様のご来店をお待ちしております。