奥多摩から秩父へ縦走してみました!

思って”しまった”…
ある日、地図を眺めていた時
奥多摩駅から武甲山まで繋げられるなぁ…と。
というわけで早朝、奥多摩駅前には重いまぶたに抗いつつ準備する男がひとり・・・

本店の佐久間です。
先日、奥多摩駅から西武秩父駅まで行ってみたのでその感想記になります。
お暇つぶしにでも読んでもらえたら幸いです。
奥多摩駅を出発してからしばらくは舗装路歩きです。
最初に目指すは川苔山、大休場尾根から本仁田山を経由して向かいます。
この大休場尾根がなかなかの急登で体力に余裕のある最初じゃなかったらかなりきつかったであろうルートでした。


川苔山から再び北上。
比較的走りやすい場所が続きます。
約1時間ほど進み、日向沢の頭という場所では富士山がよく見えました。

日向沢の頭から5分ほど進むと次に目指す有間峠への分岐に
ここの分岐は他の分岐より主張が控えめなので見落とさないよう注意です。
有間峠まで下っていく途中にある送電線鉄塔がある場所から東側の市街地がよく見えます。
有間峠でいちどアスファルト道に降りるのですが登山道への登り返し地点が不明瞭。
近くの薄い踏み跡を頼りに無理くり稜線に戻ればなんとなく進むべき道が分かります。
ここからは…いや、これまでもですがアップダウンの繰り返しでなかなか走るどころか進むスピードが上がりません。
それでも全体を通して展望は良いのでストレスはありません。


大持山を過ぎると今までとは変わって岩がちで狭めのルートに。
すでにここまで7時間ほど活動してきているので集中を切らさない様に気を付けて進みます。
小持山を越えて眼前には最後の上り坂が!
ペースは遅いものの体力は十分に残っていたので一気に登り切ってしまいます。
なんとか日暮れ前までに武甲山に登頂!


一息入れたら下山開始。
下りは橋立コース・裏参道方面に。
念のためヘッドライトを頭に装着して駆け下ります。
一時間弱で林道との合流地点に到着。
登山道と林道の合流地点付近で林道側の崩落(?)があったようで迂回路があったのですが
二度ほど渡渉しなくてはならず、それもなかなかシビアな渡渉。
ストックがなかったら濡れずに渡るのが難しそうな印象でした。


そして、この日のラストは林道に咲く桜です。
実は今回武甲山まで来たのは橋立林道に咲いている桜を見るのも目的の一つだったのです。
林道をさくさく進み最寄り駅の浦山口駅へ。
が、ここで問題が。
なんと電車が1時間半後までないではないですか!
あきらめて次の影森駅を目指します。影森駅は始発電車あるのでそこまで待たないのではないかと思い調べてみると次発が20分後、浦山口駅からボロボロの身体で走って間に合うか否か…
結局これに間に合わず全てを諦め西武秩父駅まで走り切ったのでした。


約30km、行動時間11時間弱の長旅もここまで。
西武秩父駅では併設している入浴施設に立ち寄り、汚れと疲れを取ってから帰路につきました。(了)