八ヶ岳ファストパッキングに使った、マウンテンハードウェア “スクランブラー 30 アウトドライ”

IMGP0396マウンテンハードウェア OU6675 スクランブラー30アウトドライ  ¥16,000(税抜)

高橋です。
昨秋、八ヶ岳全縦走ファストパッキングで使用した“スクランブラー 30 アウトドライ”が、さかいやエコープラザに入荷しました。
昨年のブログアップから多くのお客様に問合せをいただいたアレです笑

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このパック、30Lのシンプルな一気室、雨蓋一本締めクライミングパックだけど、何がすごいって内側がすべて防水透湿皮膜“アウトドライ 3レイヤー”で覆われていること!
3レイヤー=つまりパックの生地に直接防水皮膜と裏地をラミネート。だから薄くて軽い、そして荷物が雨にぬれる心配がない。

出し入れの巾着部分以外は完全防水! クライミングパックなのでしっかりロープストラップもついてる。

出し入れの巾着部分以外は完全防水!
クライミングパックなのでしっかりロープストラップもついてる。

裏返すとこんな感じ。

アウトドライのシーム(継ぎ目)がない!

アウトドライのシーム(継ぎ目)がない!

MHWの特殊技術で、気室全体がシームのない“アウトドライ”で覆われている。
だから引っかかりがなく荷物がスルスル入る。
両サイドにはシンプルなボトルポケット。かなり大きめのこのポケットにはULTIMATEなどの20ozボトルが余裕で入るし、もちろんポールやジャケット類をズボッと差し込むことが可能。

雨蓋にはわりと容量のあるポケット。当たり前だけどこれかなり便利。財布やファーストエイドや携帯電話など細々したものは全部ここ!でもここは“アウトドライ”じゃないから防水対策が必要。

また、サイドのコンプレッションストラップも少し長めの状態からしっかり絞り込めるように作られているため、ものによってはUL系のクローズドセルマットの固定も可能。

もともとクライミングパックとして作られているためシンプルなギアループつき。

もともとクライミングパックとして作られているためシンプルなギアループつき。

表地は強度の高い400dナイロンで岩場でも安心。それでいて重量はたったの770g

背面には30Lの荷物くずれによる背中の負担軽減、また安定した背負い心地を確保するための波型プレート入り。(これ取れません)

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このプレートによる重量増など、賛否はあると思うけど、いくら荷物を軽量にしたって30L背負って走るのに柔いパットを差し込んでブレを防いだだけじゃ背中や腰の負担は相当なもの。この軽量なプレートが入るだけで、背中全体(とくに腰)の負担が減らせるとしたらロングのファストパッキングでは重要なんじゃない?って思ってしまう。
だから出来ればショルダーハーネスにも工夫が欲しかった。ペラペラなパットの必要最低限なショルダーハーネスは肩に食い込み厳しかったなー。まあ本来の使い方とは異なりこれで走っているんだからしかたないか、、
なにか別のクッションを挟むなどカスタマイズするのもありかも。(カスタマイズは自己責任でおねがいします笑)
ヒップハーネスは収納可能なナイロンテープ。(これ切りとっちゃおうかな)

このパック、最初は思ったより重量感があったし、ショルダーハーネスのペラペラ具合、ショルダー周りの収納のなさと昨今のトレラン、ファストパッキング向きザックと違い使いづらいかなーと思ったけれど、シンプルな一本締めザックで内側が防水3レイヤーであるメリットはかなり感じた!とにかく防寒着やシュラフなどの防水対策がいっさい必要ない。もちろんレインカバーも必要ない!おもいのままに荷物を滑り込ませていけばいい!3レイヤーの裏地がつるつる滑るのでぎゅうぎゅうスルスル詰め込める。この点においてまったくストレスがない。
これってけっこう重要なことじゃないだろうか?

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疲れが見えてくる2日目、3日目でもこのらくらくパッキング具合と雨に対する安心感は心の疲労をかなり軽減させてくれるはず!

とにかくこのザック、使い方は人それぞれだけど、この春要注目であることはまちがいなさそう。
マウンテンハードウェア“スクランブラー30アウトドライ”で決まり!

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問い合わせはさかいやエコープラザへ 03-3262-0583

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