2015年7月23日 / 最終更新日時 : 2022年1月27日 webmaster トレイルランニング

第2回山田昇メモリアルカップ(ＹＮＭＣ)　レースレポート

ウェア館宮部です。

日本武尊(やまとたけるのみこと)像と記念写真

第2回上州武尊スカイビューウルトラトレイルに出店・出走して参りました！

この度も多くの出走ランナーの方々・応援やボランティアスタッフの方々にさかいやブースをご利用いただきまして誠にありがとうございました。
今後もレースに役立つトレラングッズをご用意して現地から皆様を応援していきます！

雨乞山から臨む川場村

日本百名山・山岳信仰の山でもある上州武尊山(2158.3m)を舞台に繰り広げられる上州武尊スカイビューウルトラトレイル。

30ｋの｢片品村スカイビュートレイル30(尾瀬ほたかカップ)｣、60ｋの｢みなかみ町スカイビュートレイル60(ハピネスみなかみカップ)｣、そして上州武尊山を囲む川場村・みなかみ町・片品村をグルッと一週する120ｋレース｢山田昇メモリアルカップ120(ＹＮＭＣ)｣

総距離123km！累積標高8400m以上！制限時間32時間！日本国内屈指のロングレースの一部をレポートしたいと思います。

台風の影響でレース前日(7/18)まで雨は降り続き、雨のＹＮＭＣを覚悟していましたが当日は快晴！晴れすぎて暑い！
今年は9月→7月へ開催時期も変更され、距離・累積標高だけでなく「暑さ」への対策も重要になりました。梅雨も明けきらなかった時期に急に気温が上昇したのでシンドイです。レーススタートすると約3ｋはロードを走り、その後トレイルへ。最初はフラットなトレイルでさほどアップダウンはないのでウォーミングアップにはちょうど良いですが、Ａ１が近づくと挨拶代わりの急な降り＆登り。スタート～Ａ１まで約10ｋの距離ですが身体をほぐすだけでは終わらせてくれません。Ａ1を過ぎると最初のピーク「剣が峰」へ続く登山道を進みます。麓では暑いくらいに晴れていたのに標高が上がるにつれてどんどん視界は悪くなります。剣が峰からは雄大な上州武尊山や眼下に広がる絶景が臨めるはずが何も見えな～い！でも大丈夫！2015年度のＹＮＭＣはもう一度剣が峰を登り返すので絶景を臨むチャンスはまだあります！剣が峰からはＡ２へ続く降りセクションへ突入します。
が、このセクションは足場が狭く不安定！剣が峰付近は大きな岩が多く、レース前日の雨で滑りやすい状態に。短い歩幅で軽やかにステップを踏んでサクサク降りるのは難しいセクション。登り対策が注目されがちですが、この降りセクションでの対策を考えると時間短縮に役立つのではないでしょうか？

ちなみにこの降りセクションでは登山者とのすれ違いも多かったのですが、皆がマナーよく登山道をお互いに譲り合っていました。Ａ２へ降りトレイルを進むと給水所を経てコース変更されたゾーンへ。
ロード→降りトレイル→登りトレイル→ロード→登りトレイル→ロードとＡ２へ到着する前に意外に焦らされるコースになっていました。じわじわと脚に負荷が･･･「まだか?まだか??」とＡ２が待ち遠しくなったところでゲレンデ登り!!露骨に嫌な表情をしていたら「嫌な顔しないで頑張って！」と声援を受けました。2014年度に比べ登りセクションが増えたように感じます。Ａ２へ制限時間ギリギリで到着した為、時間的余裕がなくなってしまい画像を殆ど残せず･･･
Ａ２リスタート後は再び剣が峰分岐地点へ登り返しが始まります。１回目より急な登りトレイルこと約２時間半。コース最高地点上州武尊山頂へ到着！麓は夏空でもやっぱり山頂はガスっています。むしろ私が到着したときは雨がパラつく肌寒いくらいの状況に。
ジャケットを身にまとい、山頂～Ａ３(個人的にはこのセクションが一番好き)を駆け抜けます。トレイルは雨でグチャグチャになっていますが回り道はせずド真ん中を泥だらけになりながらペースアップ！

Ａ３から先はＡ２に比べ緩やかな登り・降りが続くトレイルとなりますが、なにより｢疲労｣と｢眠気｣(時間的には０時～７時)との戦い･･･足元はフラフラとして、どうしても脚が止まってしまい動き続けることが出来ません。昨年度の反省を活かしエイド毎に身体を休ませ、Ａ４では３０分前後は仮眠をとって対策しましたが失敗。今回もこのセクションに課題が残る結果になってしまいました。夜が明け７時以降になると自然と眠気は飛び、ゴールまであと少しと考えると活力が湧いてきました。｢疲れているのに動ける｣ようになるこの瞬間を私は｢疲労の向こう側｣と呼んでいます。この瞬間がきてからはひたすら動き続けます！そして115ｋ地点最後のピーク雨乞山！ここを降ればあとはゴールゲートをくぐるだけです。途中にすれ違うランナーの方々とお互いに励まし合いながら、最後の力を振り絞って脚を動かします。スタートから30:16:46。なんとか川場村へ戻ってくることが出来ました。後日発表のリザルトではＹＮＭＣ2015は完走率52.81％！
コース変更・開催時期の変更により難易度がより一層高まってしまいましたが、上州武尊山の山岳エリア・麓の里山エリア・人工的なゲレンデエリアなど変化に富んだコースと豊かな大自然は一度体感してほしいトレイルレースです！

最後にへなちょこランナーの私を最後まで支えてくれたアイテムを紹介･･･↓
ＭＵＳＡＳＨＩ　ジョイントリカバリーセットお試しセット価格￥1,000(税抜)
アスリートの最大の武器は｢リカバリー能力｣。疲労した身体を素早く回復させる為のアミノ酸をバランスよくブレンドし、さらなる挑戦のパフォーマンスアップやレース中のパフォーマンスキープに役立つＭＵＳＡＳＨＩのＮＩとＪＯＩＮＴのお試しセット。
私はレース中に各エイドで摂取してから休憩をとると疲労蓄積や筋肉痛が軽減されリスタートがたいへん楽になりました。この回復力と携帯のし易さはオススメです！
※ＭＵＳＡＳＨＩシリーズのボトルでの取り扱いもあります。(お問い合わせはシューズ館へ)

続いてやっておけばよかった対策･･･↓
ＰＥＲＦＥＣＴＰＯＴＩＯＮ　アウトドアボディスプレー125ml￥1,400(税抜)
今回のレースへ出走された方の多くは山中(もしくはゴール地点)に潜むブヨなどの虫さされに悩まされた方も多いのでは？私はケアを怠り、刺された箇所が腫れてレース後も苦しんでいます。
このスプレーは100％天然由来の素材で出来ているので敏感肌の方や、化学薬品臭が苦手な方なども使いやすいアイテム。清涼感のある爽やかな香りでしっかり虫よけ対策！(お問い合わせはＬａＬａさかいやへ)