フリークライミング~瑞牆・カサメリ沢~
通販部マツダです。
さて、障子岩に引き続き、
今回は山梨県北部の瑞牆山周辺にある
「カサメリ沢」
で、フリークライミングしてきました。
ここは標高1,600mほどあり、
沢の清流が運ぶ上流からの心地よい微風と、原生林に覆われているために
エリアは全般的に日陰できつい陽射しを避けることができるため、
真夏でありながらとっても涼しい、国内でも数少ない夏場の快適クライミングエリアです。
瑞牆の岩場は、通い慣れたクライマーの皆様ならばご存知の通り、
クラックルートをメインとした玄人向けの岩場で、
クラックをやらない多くのクライマーには近づきがたい印象もある岩場です。
また、一方で巨岩の麓にはボルダーも多く点在しており、
最近ではボルダリングエリアとしても非常に有名になっていますね。
そんなエリアにあって、ボルトルートをメインとしたスポートルートが集まる唯一のエリアが、
このカサメリ沢です。
しかも駐車場からのアプローチも5分~と近く、
休日には夏場は人気エリアとなります。
それにしても、5月末にジムで痛めた指もかなり回復してきたので、
割と気にせずに登ることができました。
まずは、沢のすぐそばにある涼しい岩「コセロック」に腰を据えて登ります。
【コセロック】
・ネコの手(5.10b) ⇒1撃
・トータルリコール(5.10b) ⇒1撃
・ネコの足(5.11b) ⇒2撃
(※「ネコの手」「ネコの足」は、最新のトポによるとグレードが上がっているようです。)
しかし、午後になると夕立に襲われてしまいました。
私たちも岩も、あっというまにびしょ濡れに・・・
あえなく撤収か?と思いきや、
一か所だけ登れる岩がありました。
それが「モツランド」です。
モツランドの看板ルート「レーザーズエッジ(5.10d)」
上部の岩が庇のように覆いかぶさっており、
下部の岩肌は雨風を凌げ、濡れずに済んでいるのです。
一帯はあれだけの夕立に襲われているのに、
ルートの岩は乾いた状態を保っており、クライミングができます。
【モツランド】
・レーザーズエッジ(5.10d) ⇒一撃
この「レーザーズエッジ」は、モツランドで一番見栄えがする人気ルートです。
それでいて、比較的登りやすくてムーブも面白い。
本日の調子はなかなか良好でありました。
次回はもっと難しいルートにトライしていきたいと思います。
・・・さて。
本日ご紹介のクライミングシューズ。
それは、
私がいま、最も愛用しているクライミングシューズでもあります。
他のシューズとは一線を画した、
キレイなスカイブルーのアッパーと、かっこいいデザインが目を引きますが、
いざ履いて登ってみると、
履き心地やパフォーマンスなど、トータルバランスの素晴らしさに感動します。
スポルティバの人気第一位「ソリューション」とベースが同じ構造なので、
履き心地も良く似ていて快適です。
もちろん、爪先感覚・ヒール感覚も正確に岩へ伝達しますから、
細かいスタンスの拾い込みや、様々な岩質への食いつき、高難度のムーブを起こす際にも、
しっかりと正確に実現してくれます。
そして、最も特徴的なのは、
「NO EDGE コンセプト」と呼ばれる、
爪先の丸い削りだしによる爪先感覚向上機能とその形状。
足裏~爪先~アッパーに至るまでの一枚のなめらか形状のラバーが、
その下にも張り巡らせたラバーの上を覆った二重構造になっています。
これ、二重構造なので、単純な話「分厚い」。
(正直、爪先感覚向上うんぬんはよくわからない笑)
そして、硬くて丈夫。
長く履いていて、柔らかくなりにくいラバーです。
好き嫌いが分かれそうですが、
実は一番のウリは、
「ラバーが頑丈で、ほとんど摩耗しない」
ということに気づきました。
フューチュラは、リソール・ラバーの補修ができないモデルです。
しかしそもそも、
リソール・ラバーの補修の必要がありません。
私は、週1のボルダリングとたまの外岩で酷使しつつ、
今で約2年半ほど使用しておりますが、
ほとんど摩耗の気配がありません。
長く使い続ける場合には、
トータルでのコストパフォーマンスは優れているといえるでしょう。
だからアナタにも「フューチュラ」
おすすめですよ。笑
左から、
「フューチュラ」
「TCプロ」
「ミウラー」
「アナサジレースアップ ザ・ピンク」
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