クラック登攀の必需品 【キャメロットウルトラライト】
ひさしぶりのフィールドレポートです。
通販部マツダです。
少しずつ夏の気配が近づいてまいりましたね。
そのまえに、アウトドアマンには辛い辛い梅雨入りがやってまいりますが・・・
さて先日、山梨県は瑞牆山へフリークライミングに行ってまいりました。
ひさしぶりのクラッククライミングです。
行った岩場は、
「クラック地獄エリア」という、
いかにも恐ろしげなネーミングの岩場。
森の中にあって、夏でも日光が当たりにくくてうすら寒く、
じっとしていると防寒着が必要なくらい。
最近公開されたエリアで、
この岩に関しては、クライミングの歴史は浅いといえます。
ボルトやハーケンなどの人工的支点もほとんどなく、
常に初登者の気持ちで登ることができる貴重なエリアです。
そのぶん、本当の意味での登攀力を身につけて臨まないと、
手痛いしっぺ返しも食らう岩場です。
ここでは、「オリジナル」というルートにトライしました。
グレードは1ピッチ目が5.9、2ピッチ目が5.10aとなっています。
この2ピッチ分を1ピッチにつなげて登りました。
1ピッチ目はワイドクラックで、
核心部はバックアンドフットという、腰や背中を背後の岩面に当てながら、
腕と足を正面の岩面に突っ張って身体を支えながらズリ上がっていくという技を使います。
これが滑りそうで結構こわい!
思い切りと勇気が必要な動きです。
近年続々と増えているクライミングジムでも練習できない動きなんです。
だからこそ、クラッククライミングならではの面白さも体験できます。
じりじりと数センチずつ高度を上げ、
クラック(割れ目)にカムを決めてプロテクションを取っていきます。
自分で、カムの設置ポイントと、使用可能なカムの種類とサイズを瞬間的に判断して、
スムーズにセットするという一連の動きの流れは、
実際に経験を積むことでしか身に着きません。
また、カムのセットでは、失敗は絶対に許されないということも、
クラッククライミングならではの厳しい緊張感を生み出します。
そういう意味で、グレードだけで判断できない難しさと怖さがあります。
そんなことも改めて実感しました。
2ピッチ目の部分では、ハンドサイズのクラックに手足の先をねじこみながら直上しつつ、
右側にはワイドクラックがあり、ここに身体を挟みこんで、
バックアンドフットの要領で休めます。
しかし最終的にはそこから身体を外に出して、
再びクラックを上がっていきます。
クラックは幅2~3cm程度で、ここに小さめのカムを決めながら登りますが、
自分で決めた小さいカムの支持力を信頼して、
「抜けませんように・・・」と祈るような気持ちで勇気を振り絞って前進していきます。
最終的には、1回も落ちずに終了点まで到達できました。
体力や技術を駆使しつつも、いまにも力尽きて落ちそうになってしまう弱い自分との精神的な戦い・・・。
充実した1本となりました。
さて、クラッククライミングに必要不可欠なカム。
現在最も標準的なカムは、ブラックダイヤモンド社の「キャメロット」というシリーズになりますが、そのキャメロットが、今季から非常に軽量化され、リニューアルしました。
それが「キャメロットウルトラライト」です。
当社にも、主要なサイズが入荷しています。
ブラックダイヤモンド・キャメロットウルトラライト(#0.4・灰色)
http://item.rakuten.co.jp/sakaiya/10066971/
ブラックダイヤモンド・キャメロットウルトラライト(#0.5・紫色)
http://item.rakuten.co.jp/sakaiya/10066972/
ブラックダイヤモンド・キャメロットウルトラライト(#0.75・緑色)
http://item.rakuten.co.jp/sakaiya/10066973/
ブラックダイヤモンド・キャメロットウルトラライト(#1・赤色)
http://item.rakuten.co.jp/sakaiya/10066974/
ブラックダイヤモンド・キャメロットウルトラライト(#2・黄色)
http://item.rakuten.co.jp/sakaiya/10066317/
数が各1点ずつしかありませんので、
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