栂海新道へいってきました

こんにちは、シューズ館　樋口です。
久しぶりのフィールドレポートです。

8月末に北アルプスの白馬岳から朝日岳を経由し、日本海の親不知海岸へ下る栂海新道へいってきました。
最初にいきたいと思ったのは昨夏だったのですが、そのときは同行者の都合がつかず断念。
今年は単独行で8月上旬に一度トライしたものの夜行バスの寝不足と暑さでバテバテになり、挙句白馬岳のテン場で嵐に遭い装備がびしょ濡れになり心が折れて下山。
9月になるとバスの本数が減ってアクセスしにくくなりそうだったので
2週間後のリベンジ山行となりました。

0日目
終業後、新宿発のさわやか信州号に乗車。
隣の席が空いていたので脚を伸ばして寝られました。

1日目
猿倉から大雪渓を登ります。
午後から崩れるかもしれない、という予報だったので
休憩も座らず急ぎ足で。強い陽射しを浴びなかった分、暑さにやられず上りきることができました。

大雪渓。短め（15分くらい？）

稜線まであと少し。稜線に出れば山荘は目の前です

白馬山荘　レストラン　スカイプラザのグリーンカレー　辛い　旨い

今回はとにかく踏破を優先し、白馬山荘泊まり。念入りにストレッチ、おいしい食事をいただき、ぐっすり眠ることで翌日の長丁場に備えます。

水平移動距離：6.1km
積算標高
上り：1646m
下り：45m

2日目
4時起床。テーピングを貼り、日の出直前に山荘を出発。
雪倉岳、朝日岳を経て栂海新道へ。7割晴れ（陽射し）3割曇りで、後半は暑さと疲労で少しペースダウンしましたが、「補給を怠らず」「水は絶対にガブ飲みしない」という自分ルールを守ったおかげか、予定より早めに目的地の栂海山荘に到着。

白馬岳山頂から少し下ったところで太陽が顔を見せました

朝日を浴びる雪倉岳（手前）

わたしはあしながおじさん

振り返っても絶景

高山植物

朝日岳手前

朝日岳の先　吹上げのコル　テンションの上がる文字です

広々とした稜線

犬が岳を越えると、栂海山荘が見えてきます

ストレッチ後は好きなお菓子を食べながら読書とうたた寝。毛布があったのでシュラフとマットは出番なし。

夕陽の煌く日本海

水平移動距離：21.4km
積算標高
上り：1457m
下り：2743m

3日目
4時起床。標高が下がり、時間とともに暑くなることが予想されるのと、単純に早く海が見たい！という思いで日の出前から行動開始。

朝日が当たるとじわじわ暑くなってきます

白鳥山の山頂にある白鳥山荘　この先にも山はありますが、ここが北アルプス最北のピークになるそうです

皆さんも気をつけましょう…

念願の親不知海岸が見えました

なんだか間抜けな画像ですが、これでも5回くらい撮りなおしてます

小さな、けれど決して楽ともいえないピークをいくつも越しながらゴールを目指します。話し相手のいない単独行だと自然とペースは上がり、足運びも雑になってきます。10時前に親不知観光ホテルに到着。階段を下りていくとついに念願の日本海が目の前に！貸切だったので失礼して服を脱ぎ、しばし海水浴。至福のひとときでした。その後道路を歩いて道の駅親不知ピアパークへ移動し「カマボコメンチカレー」を食べ、親不知交流センターまるたん坊で入浴。親不知からえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで糸魚川へ、北陸新幹線で東京へ戻りました。