平標山~三国街道へいってきました
こんにちは、シューズ館 樋口です。
ここ数年、秋に街道(できれば未舗装路)を泊りがけで
歩いたり走ったりするのがマイブームになっており、
2014年に鯖街道(京都~福井県小浜市)、
2015年に六十里越街道(山形県出羽三山麓)、
を旅しました。
今年はTVで見かけてから気になっていた三国街道。
歴史の教科書に名を残す人々が数多く通った道を
新潟県の湯沢から群馬県の猿ヶ京温泉まで
歩いて(走って)きました。
ある程度期待はしていたものの、実際に行ってみると
本当に良い斜度のゴキゲンな(死語)トレイルが続いており、
画像もひたすら「道」「道」「道」が続きますが、
よろしければおつきあいください。
1日目
早朝の新幹線で越後湯沢へ。
(乗車したMaxときは途中大宮しか停車しないのであっという間)
越後湯沢からはかぐらや苗場のスキー場へ向かうバスに乗り、貝掛温泉で下車。
ここから「中部北陸自然歩道 E-7越後三国街道石畳のみち」が始まり、旧街道の雰囲気を味わえます。
二居の集落を過ぎ、「宿場の湯」の横から再び「石畳のみち」へ。
山鳥原公園を過ぎると平標山の登山口(駐車場)に着きます。
三国街道を辿る場合はそのまま舗装路(17号)を進むことになりますが、
せっかくトレイルランニングシューズを履いているので、
いったん街道を離れて登山道へ。
ぐいぐい標高を上げて松手山、さらに進んで平標山の頂へ。
ガスって眺望もなかったのでSNSに投稿してから
今宵の宿である平標山の家へ。
翌日に備えて念入りにストレッチ、
おいしい夕食をいただいて早めに就寝。
2日目
小屋の朝食をいただいて6時半出発。
気温が上がり、身体が温まるまでレインウェアを着用。
大源太山、三国山を経て三国峠へ。
三国峠には三国権現神社があり、
かつて峠を越えた人々の名を刻んだ碑があります。
ざっと見ただけでも
弘法大師、上杉謙信、伊能忠敬などなど…
ここからは僅かな上り返しはあるものの、
殆どはフラットかほんのり下り。
文字通りハッピートレイルで、思わず頬がゆるみます。
独りでニヤけながら走り、カメラを出して道を撮っては
またニヤけながら走る、の繰り返し。
大般若塚の分岐
南下して永井宿へ出るのが旧三国街道なのですが、下ってしまうと
その後の舗装路区間が長くなってしまうのと、
東へ進むトレイルもよさげな匂いがぷんぷんしていたので
ふたたび街道を外れます。
トレイルの終点はこれまでとまた違った雰囲気。
スキー場の跡地がお花畑になっており、
時期的に花は咲いていませんが、どことなくメルヘン。
舗装路をしばらく進むと温泉街に到着。
まんてん星の湯で骨抜きになるまで温泉を満喫。
バスで上毛高原駅へ戻り、新幹線で東京に帰ってきました。
秋が深まるにつれ、暑さや虫に悩まされることもなくなってきますが、
かわりに寒暖差や日照時間の短さなど、別のリスクが出てきます。
計画・準備をしっかりして山を存分に楽しみましょう!
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さかいやスポーツ
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