小川山 MHW CLIMBING SESSION

小川山にMHWのクライミングセッションに行っているウェア館高橋からメールが入りましたのでご紹介します！

僕は今、コロンビアスポーツウェアグループマウンテンハードウェアの計らいで
国内の登山専門店のみなさんと、世界的アルパインクライマー、ティムエメットさんを迎えた
小川山でのミーティング＆クライミングセッションにきています。

ティムさんは好奇心旺盛な人で
あいにくの雨模様で、時間も限られたバッドなコンディションなからも、小川山マラ岩のスペシャリスト(13d)への熱いトライを見せてくれました。

短時間ながらムーブもサクッと解析し、ボディパワーも充分に感じさせてくれたパフォーマンスだったので、つぎに日本に来るときはサッと片づけて、あらたなチャレンジで僕達に驚きを与えてくれると思います。

また、ディスカッションの時には
記憶に新しい、2012カナダヘルメケンフォールズのアイスクライミングの話しをしてくれました。
-20℃でも滝が流れ落ち、しぶきが中を舞う！身体からでた汗はケアしないと一瞬で凍りつく。そんな状況下で彼のクライミングを支えたのは、もちろん彼の天才的センスと努力なんだろうけど、彼はしきりに身に付けるものの重要さを説いていました。

Helmcken Falls with Tim Emmett

極限の状況から身を守り、もろい氷柱でおこすフィギュア4のムーブを妨げない、そのために開発されたのが
MHWのセラクションJKT＆パンツなんだ！と。彼の真摯な人柄と熱意を感じた瞬間でした。

イメージではストイックで怖い人だと思ったけれど、いつだって笑顔でまわりに気を遣っていた姿が印象的なティムさん。
クライミング中に急な豪雨にあい、雨具をもたずびしょ濡れになった僕に、「あったかいからこれ着ろよ！」って自分の着ていたTシャツをぬいでジョークまじりに貸してくれたティムさん。そんな彼のナイスな人柄に、人生にチャレンジし続けるヒントをもらった気がします。

「またあなたが日本に来る日をまっているよ。ありがとうティム！！」

Tim Emmett (UK)
非常に影響力のある情熱的なクライマーとして有名で、トップクラスのクライマーであるティムはいくつものハードルートを制覇し、2002年には世界アイスクライミング選手権でトップ10内に入賞。クラシックアルパインルートや、難易度の高さで有名なスコットランドの冬季ルートも制覇するなど、多才ぶりを発揮している。2012年の最難とされるカナダのヘルムケンフォールの新ルート開拓初登を成功させ、その後も新ルートの開拓・執筆活動・海外での公演活動など多岐にわたり活躍している。