八ヶ岳 小同心クラック

シューズ館田中です。
最悪の天気の中、11月25日八ヶ岳「小同心クラック(大同心稜下降)」へアルパインクライミングに行ってきました。

メンバーは経験豊富な山仲間の先輩、後輩、そして田中の3名。
アルパインを始めたばかりの、田中のトレーニング山行です。
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天気は全国的に雨予報で気温も高め。
前夜美濃戸に入り、テント泊。朝6時頃からテントを雨が叩き始めました。
行くか最後まで悩みましたが、駄目だったら敗退しようということで7時出発。
しかし赤岳鉱泉では雨が雪に変わり、「みぞれに変わらないうちに登ってしまおう!」と
さらに進むことに。

本当は裏同心ルンゼ(アイス)~小同心クラック(岩)へ継続の予定でしたが、高い気温と雨で氷が緩んでいる裏同心ルンゼを登ることは、まだアイスクライミングに慣れていない二人が氷を壊す可能性があるということで大同心稜から取り付きました。
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久々の冬靴とアイゼンを履き、アルパイン装備を色々詰めた重い荷物にヨロヨロ。
後輩から「これくらいの登りで根を上げたら駄目ですよ、駆け上がれないと!」と後ろから発破がかかります。最近歩いていないなぁとトレーニング不足を実感…

冬のアルパインクライミングはほぼ初めての田中。
写真はありませんが1P目から壁が立っていて高度感満点!
ガバだらけなのですが、手袋をつけてのクライミングに慣れずあたふた。
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風も強く、何時みぞれに変わるかも判らない空模様。朝からの雪で岩は真っ白。時間との勝負と考えた先輩がオールリード。ジャケットに付いた雪が直ぐ水に変わります。
ビレーは後輩が担当。つるべではないのでロープが絡みます。ロープの流れを良くするために、凍ったロープを必死でほどいていたら、写真を殆ど撮影する余裕はありませんでした。
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最終ピッチを登る、遅い田中。アイゼンで岩を登る久々な感覚に慣れません。この次点で12時。小同心のピークは流石に風も強く、濡れた身体が更に冷えてきます。化繊のジャケットを着ていて大正解。
「二人に山頂を踏ませたい」と先輩がおっしゃって下さり、ロープを1本にし、2ピッチで山頂を目指しました。13時、横岳山頂。
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下りは大同心ルンゼの上部を下り、大同心稜に入ります。2回懸垂下降をしました(支点はしっかりしていました)

お二人の足を引っ張りまくりましたが、先輩の手厚いサポートの元、しっかり横岳の山頂も踏ませて頂きとっても楽しい山行でした♪次回は自分の力で登れるよう、この経験を糧にまた一歩進みます!

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